糖質(炭水化物)


糖質は私たちが生きていくうえで必要なエネルギー源として主に利用される栄養素です。

生命活動の維持や身体活動に欠かすことのできないものになります。


 

炭水化物とは

炭水化物は糖質と食物繊維によって構成されています。糖質といっても甘いものを指しているだけではありません。

糖質は脂質やたんぱく質と比べて素早く吸収され、エネルギーに変わります。

運動するときは主となるエネルギーは、分解と吸収が素早く、効率よい糖質に依存しています。

 

炭水化物の特徴

炭素と水素の化合物

糖質の種類は単糖類、小糖類、多糖類

体内に吸収されると、体液中ではブドウ糖(グルコース)

肝臓や筋に貯蔵されるときはグリコーゲン

 


  糖質の種類 特徴
 単糖類

 ブドウ糖

果糖

ガラクトース

はちみつや果物に含まれる
二糖類

ショ糖

乳糖

麦芽糖

ショ糖は砂糖、はちみつに多く含まれる

乳糖は牛乳に含まれる

麦芽糖はでんぷんの分解過程で生成される。

また甘酒や水あめに含まれる

多糖類

でんぷん

グリコーゲン

でんぷんは植物に含まれる糖類。

光合成によって二飛佳路と二酸化炭素から作られる。

陸上植物の貯蔵型グルコース。

穀類、イモ類に多く含まれる。

グリコーゲンは動物の貯蔵型グルコース

肝臓や筋中に多く含まれる

かきやレバーにある


炭水化物の働き

血糖値を直接上昇させるのは炭水化物に含まれる糖質のみ

血糖値とは血中のグルコース濃度

糖質の種類によって血糖値の上昇速度に違いがある

筋中のグリコーゲンは筋グリコーゲンと呼ばれる

体内のグリコーゲンの80%を占めるのが筋グリコーゲン

血液中のグルコースが枯渇すると貯蔵されているグリコーゲンがグルコースとなり血糖値を上昇させる

エネルギー源として利用されなかった血中のグルコースは中性脂肪として脂肪組織に蓄えられる