起始
三角形の広がりを持った扁平な筋。
後部は大殿筋に覆われる。
中殿筋の下は小殿筋が隠れるように存在。
筋束が前部、後部に分かれている。
前部線維だけが働くと、股関節内旋。
後部線維だけが働くと、股関節外旋。
両線維が同時に働くことで、股関節外転。
中殿筋は直立姿勢および歩行中に働く。
歩行中は、体重が片側にかかった時に逆側に臀部が下方に落ち込まないように支える。
体重が片側にかかった時、中殿筋の外転作用が働き骨盤が傾くことで反対側の挙上する。
この働きで反対側の臀部が下に落ち込まず、前に足を運べる。
中殿筋が弱いと肩が左右に触れるいわゆるトレンデレンブルグ歩行となったり、ジャンプの着地の時に踏ん張りが効かずによろけてしまったり倒れてしまう。