運動連鎖とは整形外科、リハビリ職などの医療現場や、
柔道整復師など代替医療分野、各種スポーツ領域でよく耳にする言葉。
だが、意味や定義が職によって分かれていたり、
個人間でも意味の食い違いが多い言葉でもある。
定義づけは各々の感覚でよいと思われるが、臨床家と研究者、
医師とリハビリ職、医師とスポーツ選手など、
説明や研究の発表の際に齟齬が生じないよう、自身の定義づけを
相手に伝えることが望ましいと考える。
・複数の分節が時間的・空間的に協応して合目的的かつ、合理的に行うことが出来ること
・身体関節は関節によって連結されているため、1つの体節の運動は関節を介して近接の体節に影響を及ぼす
・ある関節で運動が生じると、隣接関節に波及すること
・身体中心部や下肢によって、力や速度などが順次加算されて、末端に伝わり、エネルギーや速度が大きくなること
・ある関節で運動が起きると、その運動の影響が連鎖して隣接関節にまで波及
すること