大菱形筋

小菱形筋


基本データ

 

起始

第7頸椎、第1~第5胸椎棘突起

停止

肩甲骨内側縁

作用

二つの筋は一緒に働く

肩甲骨内転

肩甲骨の下方回旋

肩甲骨の挙上

神経

肩甲背神経 C5

 

 

特徴


僧帽筋の下層に存在する浅背筋。

 

肩関節外転時に肩甲骨を内転位に保つ。


頚椎から胸椎に付着する筋。

浅背筋だが、僧帽筋よりも深層に位置する。


大、小で線維が分かれるが、ほぼ同時に働く。

両筋の間を通る血管によって分かれるだけなので、ここに血管が通っていない人はそもそも区別がない。


もともと、肩甲挙筋や前鋸筋と一連の筋群となるため、肩甲骨の運動を共同で行なっている。


猿の菱形筋は肩甲挙筋と一体化している。

人は猿よりも腕を細かく使っているために進化の過程で分化したに過ぎない。


 

所属ライン

スパイラルライン(SPL

 

関連ページ

肩甲帯

体幹の神経