筋内膜は、筋周膜と連結していると言われています。
その部分を筋周膜接合板と言います。
これによって、筋内膜と共同的に収縮を伝えることができるようになります。
しかし、筋周膜は筋内膜よりも後に働きます。
筋線維レベルでの運動の後半、遠心性収縮の時に筋周膜が働きだすのです。
これはコラーゲンの線維の長さが示してくれています。
筋線維の代謝やエネルギーを出すためにミトコンドリアと核が重要です。
核は、筋線維に沿って等間隔で並んでいるとされてきましたが、筋線維に沿って密集する形で集まっていることが分かりました。
密集している核の数は、運動によって変化もします。
一方でミトコンドリアは、筋節ごとに規則的に並んでいます。
筋膜内でのミトコンドリアは毛細血管が横断する部位にある細胞骨格と関係があります。
そして、これは筋周膜接合板と共存しているのです。