外転を3相に区分
三角筋中部線維と棘上筋が主役。
前鋸筋と僧帽筋が共同作用があり、外転が可能。
この2つは肩甲骨の固定として働いている。
三角筋前部線維、三角筋後部線維、棘下筋は補助として働く。
60°までは、肩甲下筋、棘下筋、小円筋は働きが強い。
60°からは三角筋、棘上筋の力が最大となり、上肢重量の9.6倍の力を発揮する。
三角筋が麻痺を起こしても、棘上筋が正常なら外転は可能。
その逆もまた可能。
これは、前鋸筋と僧帽筋が働くため。
主要筋
・三角筋
・棘上筋
肩甲骨の固定筋
・前鋸筋
・僧帽筋
補助筋
・三角筋前部線維
・三角筋後部線維
・棘下筋
肩甲帯の関与
・肩甲骨が反時計周りに60°回旋
・胸鎖関節と肩鎖関節の軸回旋がそれぞれ30°ずつ関与
筋の関与
・僧帽筋上部線維
・僧帽筋下部線維
・前鋸筋
制限因子
・広背筋
・大胸筋
関与する筋
・腰部多裂筋