目次
関節リリースとは
治療肢位
タッチ
軸圧法
筋膜のつながり
呼吸
関節を治療するには
刺激量に注意
関節リリースは骨、靱帯及び関節構成体に直接刺激を入れていく
靱帯や骨膜にもトリガーポイントが形成される報告もあることから、
痛みの原因が靱帯や骨自体にある場合がある。
骨アライメントや、靱帯の短縮など筋以外のリリースを目的とした手技
第1原則として、周辺の筋・筋膜を緩めた状態で関節リリースを行う。
筋が関与したマルアライメントは関節リリースを施してもアライメントの修正がかからない場合が多い。
関節を操作しやすい肢位にセットする。
周辺の筋が緩む位置にセットすると関節の操作がしやすい。
強すぎるタッチは相手の筋に防御収縮が起こしてしまう
そこからはリリースをかけることができなくなってしまうので、相手の筋と一体になるタッチをする
骨格のイメージ(3Dのイメージ)を作ることが大切
骨の操作を行うので、骨タッチを意識する
自分の手部の骨が相手の骨を触っているイメージでの骨操作。
起始と停止をさらに近づけるために関節に軸圧をかけることでさらに筋緊張をとりやすくする
関節の圧縮をイメージし骨を正常な位置に戻していく。
筋膜のつながりを使って関節に緩みをつくり、骨操作をしやすくしていく
患者の呼吸に合わせてリリースすると、
速度が早く、深くリリースをかけられる
呼気に合わせてリリース
関節を構成する周辺の結合組織を治療していく視点が必要
関節を操作することによって周辺組織に働きかけていることを 無視してはいけない
関節包・靱帯・腱などの結合組織を治療する
受容器が豊富に存在する関節周辺組織は、刺激量に注意することが必要となる
刺激が大きい治療には、患者に深呼吸を行いながらリラックスしてもらい治療を行う
深呼吸は緩む早さが早くなり、治療時間の短縮にもつながる