筋と筋の間には、線維性結合組織の筋膜が存在して筋を区分している。
特に上腕の屈筋と伸筋の様に対立する筋群の間には、特に肥厚した筋膜の層が区画している。
これが筋間中隔である。
上腕部では、上腕骨体の内側縁及び外側縁に沿って内側上顆、外側上顆まで発達して認められる。
それぞれを
・外側上腕筋間中隔
・内側上腕筋間中隔
という。
内側筋間中隔の内側端は上腕二頭筋の内側縁に続き、内側二頭筋構という。
この溝に沿って、正中神経と上腕動脈が走行する。
また後方では尺骨神経が走行をなす。
筋膜のつながりにおいては、前腕の屈筋群の線維が内側上腕筋間中隔に入り込む。