筋膜の定義

膜の定義は

 

‘‘人体に広がっている結合組織系の軟部組織成分”

‘‘人体における張力伝達システムであるコラーゲン組織”

 

と筋膜研究学会によって提案されている。

 

皮膚の下にあって、コラーゲンから作られているその柔らかい組織は全身に広がっていて、張力を伝えられる。

 

筋膜は、結合組織という言葉でも説明される。

 

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筋膜とはなにか

 

皮下組織の結合組織は、表層を浅筋膜、深層を深筋膜と分類される

 

筋肉を包む3層の膜は、筋外膜・筋周膜・筋内膜と分類される。

 

さらに内臓器官を包む筋膜は内臓筋膜に分類される。

 

内臓の筋膜?

 

内臓を包む結合組織も筋膜という言葉に収められる

 

 

内臓の結合組織は、一般の外科医では当たり前の知識としてある。

 

外科医は頸部の斜角筋が心膜との連続性があったり、腰方形筋や腰筋が腎筋膜との結合があることは当然のように知っている。

 

筋膜の種類

 

筋膜にはいろいろな種類があり、また様々な線維のパターンがあるので、一言で筋膜と言ってもそれは多くのことを意味している。

 

当サイトでは現代における解剖学用語と、Huijing&Langevinらによって提唱され追加された特定の用語にもふれつつ筋膜を解説していく。

 

追加された12の用語集

①密性結合組織

②疎性結合組織

③浅筋膜

④深筋膜

⑤筋間中隔

⑥骨間膜

⑦骨膜

⑧神経血管路

⑨筋外膜

⑩筋内腱膜

⑪筋外腱膜

⑫筋内膜