腹直筋

腹直筋
腹直筋

基礎データ

 

起始

第5第6第7肋骨の肋軟骨前面

剣状突起

停止

恥骨稜

作用

両側:腰椎の屈曲

右側:腰椎の右への側屈

左側:腰椎の左への側屈

神経

肋間神経  T7ー12

 

特徴

 

上部では幅広く、下部では幅が減少し厚さは増大する

 

・中間腱

3~4本横断し、体表からその輪郭が触診できる

・腹直筋鞘

腹直筋の前面と後面を覆う

前面:前葉 後面:後葉

外腹斜筋内腹斜筋腹横筋の停止腱膜が正中線近くで癒合して作られる

・白線

左右両側の腹直筋鞘が正中線で交錯癒合し、剣状突起から恥骨結節まで強い紐状の白線を作る

・臍輪

白線が臍の周囲で臍動脈、臍静脈を通していた穴を囲んで作るもの

・弓状線

臍輪から約3cm下方で腹直筋鞘後葉が終わる下縁に存在

 

触診

前内側の腹部表面

第5肋骨と恥骨の間で触れられる