アナトミートレイン 筋筋膜経線

 

目次

アナトミートレインとは

原理・原則

ライン概要

アナトミートレインとは

 

筋膜のつながり 張力を感じ合うラインをアナトミートレインと呼ばれる。

 

身体中に張り巡らされた筋・筋膜の網を通して、
姿勢や動作の安定がどのように得られるか解剖学的見解から編み出された理論である。
 
一つの付着点からもう一つの付着点、片端から片端へ走る張力のラインとしてみることができる。
表層筋膜を網羅する筋膜面としてみることができ、
さらに全身の骨格系を構成する筋と結合組織の三次元的な集まりとしてみることができる。
 
また筋膜の外層を介して機能的な力伝達の共通経路という認識が一般的である。
 
しかし、力伝達の程度・タイミング・明確な機序はまだ測定されていない。
現在のエビデンスとしては筋群が筋膜を経てほかの筋群へ連結しているという考え方があり、連結は介在結合組織を経ていることが重要になる。
 

アナトミートレインの原理・原則

 

⒈筋膜が同じ深さかつ直線的に走る
⒉筋膜が互いにラインとして繋がりあい、影響を及ぼしあっている
⒊筋膜のラインにはそれぞれ主要な役割がある
 

アナトミートレインのライン一覧

 

浅前線:スーパーフィシャルフロントライン(SFL)

体の前面にあるライン

 

浅後線:スーパーフィシャルバックライン(SBL)

体の後面にあるライン

 

外側線:ラテラルライン(LTL)

身体の両側に広がる2本のライン

 ディープラテラルライン

 

ラセン線:スパイラルライン(SL)

身体に巻き付くライン

 

機能線:ファンクショナルライン(FL)

3種類ある大きい筋のライン

 

浅前腕線:スーパーフィシャルフロントアームライン(SFAL)

上肢前面の浅い筋膜ライン

 

深前腕線:ディープフロントアームライン(DFAL)

上肢前面の深いライン

 

浅後腕線:スーパーフィシャルバックアームライン(SBAL)

上肢後面の浅い筋膜ライン

 

深後腕線:ディープバックアームライン(DBAL)

上肢後面の深いライン

 

深前線:ディープフロントライン(DFL)

身体の中心ライン

 

最初の4本のラインすなわち、SFL・SBL・左右のLTLは左右前後4つの基本面に沿ってまっすぐに上下に走るラインなのでカーディナルラインと呼ばれる。

 

アナトミートレイン第3版

 

さあ、筋筋膜経線をたどる旅へ、アナトミー・トレインに乗って出発進行!


人体を走る「筋筋膜経線」を鉄道路線に見立て、姿勢・運動機能の制御、

 

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筋膜のつながりとその驚くべき機能が明らかになる。
「第11章 構造的分析」に症例紹介が加わり、より実践的な内容となった。Web動画付き。

 

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