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深後腕線：ディープバックアームライン（ＤＢＡＬ）
筋筋膜の経路
ＤＢＡＬの構成
・上部頸椎横突起
・下部頸椎、上部胸椎横突起
・菱形筋
・肩甲挙筋
・肩甲骨内側縁
・腱板筋
・上腕骨頭
・上腕三頭筋
・尺骨肘頭
・尺骨骨膜
・尺骨茎状突起
・尺骨側副靱帯
・三角骨
・有鈎骨
・小指球筋
・小指外側
筋の走行
体幹・上腕
上腕・前腕・手指
特徴
⒈回旋筋腱板（ローテーターカフ）を含む
⒉頸部・体幹とＤＢＡＬの関係
⒊眼球運動と回旋筋腱板
１．回旋筋腱板
インナーマッスルを含むこの筋は肩関節に与える影響が大きい。
このラインの問題は、直接腱板筋に問題を与えてしまうこともある。
逆に、このラインを使わなさ過ぎると腱板筋が弱ってしまい、
肩関節の不安定化や腱板筋損傷の原因になる。
アウターマッスル優位になりやすい肩関節は、
このラインの運動を活性化することにより、インナーマッスルの活性化につながる可能性がある。
２．頸部・体幹とＤＢＡＬの関係
菱形筋と肩甲挙筋が頸椎・胸椎に付着しているため、頸椎・胸椎と密接に関連するライン。
姿勢アライメントの異常が直接、肩関節の腱板筋に影響を与え、
同様に逆に腱板筋が頸椎や胸椎に影響を与える。
また菱形筋がＳＰＬとＤＢＡＬに分かれる境目となるので、ＳＰＬとも関連が深い。
体幹の影響からＤＢＡＬへ影響を与えることもあり、
回旋筋腱板は頸部・胸部・体幹の影響を受けやすいことがわかる。
３．眼球運動と肩関節の関係
眼球運動の筋と回旋筋腱板は構造上の類似点が指摘される。
また、肩甲挙筋を介して後頭下筋との連結を見受けられる。
後頭下筋と眼球運動は関連が強いため、
上肢の使用と視覚的なつながりは相互に影響しあい、密な関係があるのがこのラインでわかる。
頸部ー肩甲帯での接続部分
菱形筋ー棘下筋
肩甲挙筋ー棘上筋
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アナトミートレインのライン一覧
体の前面にあるライン
体の後面にあるライン
身体の両側に広がる２本のライン
身体に巻き付くライン
３種類ある大きい筋のライン
・浅前腕線：スーパーフィシャルフロントアームライン（ＳＦＡＬ）
上肢前面の浅い筋膜ライン
上肢前面の深いライン
・浅後腕線：スーパーフィシャルバックアームライン（ＳＢＡＬ）
上肢後面の浅い筋膜ライン
上肢後面の深いライン
身体の中心ライン
最初の４本のラインすなわち、ＳＦＬ・ＳＢＬ・左右のＬＴＬは左右前後４つの基本面に沿ってまっすぐに上下に走るラインなのでカーディナルラインと呼ばれる。