大殿筋へのアプローチ

 

目次

大殿筋の治療ポイント

アプローチポイント

大殿筋のストレッチ

大殿筋との関連部位

大殿筋のアプローチが必要な疾患

 

大殿筋の治療点

大殿筋の治療点
大殿筋の治療点

①第1仙骨孔の外側

 

代表的なトリガーポイントのパターン。

臀部・仙骨下方・仙腸関節に痛みが放散する。

第1仙骨孔の外側。

 

②第3仙骨孔の外側

 

梨状筋の停止部付近。

筋硬結の多発部位。 

 

③坐骨結節周辺

 

殿溝に存在するトリガーポイント。

ハムストリングスの緊張に関連してトリガーポイントが形成。

 

④PSISの4横指外側

 

中殿筋と大殿筋の走行が被る位置。

筋硬結が多発する部位。

 

大殿筋のアプローチ方法

 

 

大殿筋の伏臥位アプローチ

 

大殿筋が緩む肢位にしていくのがポイント。

股関節外転、外旋、屈曲位のポジションにセット。

治療点を意識して全体的に筋肉にリリースをかけていく。

 

筋膜のつながりを使ったアプローチ

 

・腓骨筋群

腓骨頭1横指下方にある筋硬結のポイントを操作点にして振動刺激を入れながら大殿筋をリリース

 

・反対側の大殿筋

梨状筋の停止部と走行が被るポイントを操作点にして振動刺激を入れながら大殿筋をリリース

 

 

大殿筋のストレッチ

 

側臥位で上の足を股関節及び膝関節90度にする。

下の足はまっすぐまたは軽度屈曲位。

その状態から上肢を背中側に伸ばしていく。

これ以上伸ばせないところまで行ったらストップ。

深呼吸を5回。

同様に反対も。

 

 

大殿筋と関連する部位

 

・トリガーポイントの関連筋

中殿筋

ハムストリングス

脊柱起立筋

小殿筋

腸腰筋

大腿四頭筋

 

・関節

仙腸関節

股関節

膝関節

腰仙関節

 

・アナトミートレイン

ラテラルライン(LTL)

ファンクショナルライン(FL)

 

 

大殿筋へのアプローチが必要な疾患

 

慢性腰痛

仙腸関節とのかかわりが深い為、腰痛とは切っても切れない関係。

急性腰痛

硬い大殿筋が仙腸関節をロックしていると腰部に負担をかけ、ぎっくり腰の要因となる。

坐骨神経痛

大殿筋の緊張が周囲を走行する筋や、神経を圧迫ししびれの原因を作る。

肩こり

 腰部および仙腸関節の硬さを作ることで全身に影響を及ぼす。肩こりはその1例。

股関節痛

股関節の動きに直接関与しているため。

膝関節痛

仙腸関節の硬さを生むために膝への負担を大きくする。

 

骨盤部へのその他のテクニック

 

骨盤部のテクニック

・筋膜編

 

・関節編