・概要
棘上筋:基礎データ
外転、外旋時の動きで見る筋肉。
初動作時痛
痛みの部位は肩関節外側で奥の方という訴えが多い
大結節から1横指肩峰に向かった位置がクリティカルゾーンと呼ばれる
損傷しやすい部位。
・棘上筋の調整ポイント
肩甲骨上角と肩峰の中間部
・緩みのポジション
肩関節軽度外転位
・リフレクションリリース
(ⅰ)上腕三頭筋
上腕三頭筋の筋腹を把持しながら棘上筋の方向に持って行き、内外に振動刺激。
(ⅱ)棘上筋
反対側の棘上筋を下方かつ内側に押圧し、振動刺激。
・概要
小円筋:基礎データ
外旋・外転時に肩関節後面の痛みが出る際に見るべきポイント
挙上制限を作る。
挙上時に動きをみる筋肉。
クワドリラテラルスペースの狭窄に関わる為、腋窩神経との関わりも深い。
腋窩神経の狭窄で上腕の痛みにも繋がる。
頸椎、胸椎との関連が深い。(C6、C7、Th1、Th2)
小殿筋や梨状筋と構造が似ているため、一緒に調整すると効果が高い。
・小円筋の調整ポイント
肩甲骨下角から三角筋の後部線維に辿って行き後部線維のやや下方のへこむポイント
・緩みのポジション
肩関節軽度外転・伸展位
・リフレクションリリース
(ⅰ)上腕三頭筋
筋腹を把持し、外側かつ上方に持って行く。
上下方向へ振動刺激を加える。
(ⅱ)反対側の小円筋
小円筋を前方かつ内側に押圧刺激、振動刺激を加える。
(ⅲ)小胸筋
(ⅳ)鎖骨下筋
・概要
前鋸筋:基礎データ
広背筋や外腹斜筋との連結がある為、下部の組織が重要。
腋窩周囲の筋膜を硬くする為、挙上の制限を出す。
首の側屈、回旋と肩の動きで見る筋肉。
・前鋸筋の調整ポイント
肩甲骨下角から外側縁を4横指辿っていったところにある前方のへこむポイント
・緩みのポジション
肩関節外転・水平屈曲位
肘関節屈曲・回内位
・リフレクションポイント
(ⅰ)大胸筋
腋窩に向かう筋腹を圧迫してリフレクションリリースする。
筋腹を把持したまま、上下方向に振動刺激を行う。
(ⅱ)母指球筋
(ⅲ)反対側の前鋸筋