腹部・胸部の筋膜リリース

 

~目次~

大腰筋
腹直筋
腹斜筋
腹横筋
横隔膜
小胸筋

 

大腰筋

 

・概要

大腰筋の機能解剖 

DFLのコアとなる筋。
筋硬結ができやすい。(トリガーポイント)
5割の人に適応できる。
体幹の伸展・屈曲で動きをみる筋肉。
頸部の痛みでもポイントになる筋。
このときは頸部の伸展。屈曲で見る。
腰方形筋、横隔膜との強い連結がある。
大腰筋の評価方法
・大腰筋の調整ポイント
(ⅰ)中央部
臍から4横指外側
(ⅱ)上部(横隔膜とのクロスポイント)
剣状突起から胸郭下縁に沿って1横指外側
(ⅲ)下部(小転子の付着部)
大腿動脈拍動部の1横指下方
(ⅳ)大腰筋と腸骨筋のクロスポイント
ASISから1横指内側
・治療肢位
股関節:屈曲、外転、外旋位
膝関節:屈曲位
足関節:背屈位
・リフレクションリリース
(ⅰ)左胸部のリフレクションポイント
第2肋間(鎖骨から2横指下方)、胸骨から3横指外側
(ⅱ)後脛骨筋
(ⅲ)大結節
(ⅳ)母指球筋
(ⅴ)小胸筋
(ⅵ)大腿筋膜張筋
・ダイレクトリリース
治療ポイントを横圧しながら振動刺激
深呼吸も併用する

 大腰筋の詳細な治療方法

腹直筋

 

・概要

腹直筋の機能解剖

大腰筋の過緊張が影響して、緊張することがある。

また深層筋との滑走性も悪くなりやすい。

・調整ポイント

腹直筋の硬結部

・治療肢位

股関節屈曲位

・リフレクション

(ⅰ)腰三角

腸骨稜の上部の陥凹部

 

腹斜筋群

 

・概要

内腹斜筋の機能解剖

外腹斜筋の機能解剖

深層筋が緊張すると、表層の筋にも影響が波及する。

大腰筋、腰方形筋を調整してももどりや硬さが取れない場合、表層の筋も調整対象としてみていく。

体幹の伸展や、回旋動作で見ていく筋。

・腹斜筋群の調整点

腹部のくびれができる部分

・緩みのポジション

座位or側臥位

股関節:屈曲位、外転位

下肢全体を治療側に傾ける

・筋膜のつながり

(ⅰ)大腿筋膜張筋

ASISとの大転子をつないだ中点

 

横隔膜

 

・概要

大腰筋との関連が深い。

肝臓、心臓との連結がある

・横隔膜の調整点

(ⅰ)中央部

(ⅱ)大腰筋との連結部

(ⅲ)腹筋との連結部

・緩みのポジション

股関節:屈曲位

膝関節:屈曲位

 ・筋膜のつながり

(ⅰ)内転筋群

・3種類のダイレクトリリース

1.筋硬結部を探るために肋骨下縁から上方に指を入れ込んで、30秒ほど待つ。

深呼吸をしてもらう。

2.左右の肋骨を把持し、呼吸に合わせて肋骨の動きを出していく

3.左右から肋骨を圧迫し、横隔膜全体を緩ませる一に持っていく

 

小胸筋

 

・概要

小胸筋の機能解剖

アームライン上の疲労が蓄積しやすい

体幹の筋のため、腰部にも関連。

・小胸筋の調整点

烏口突起から内側下方の筋硬結

・緩みのポジション

肩関節:軽度外転

肘関節:軽度屈曲

前腕:回内or回外

・筋膜のつながり

(ⅰ)母指球筋

母指球のカーブの部分を押圧

前腕を回内回外刺激

(ⅱ)小円筋

(ⅲ)内側筋間中隔

(ⅳ)上腕二頭筋

外側に捻って抹消にかけて牽引

左右に振動刺激