腰部と背部のリリース

 

目次

腰部多裂筋
腰方形筋
胸腰筋膜
僧帽筋下部線維

 

腰部多裂筋

 

多裂筋の機能解剖

概要
LTLやDFLに所属する組織。
筋硬結が出やすい部位。
椎骨同士を繋ぎとめている。
多裂筋の伸縮性がないときに動作の最終域でストレスがかかると痛みになる
走行は仙骨まで入り込んでいる為、仙腸関節に関連が深い。
腰方形筋との連結がある。
伸展時に見ていく筋肉。
腰部多裂筋の調整ポイント点
PSISから1横指内側
緩むポジション
股関節:屈曲、外転、外旋位
一番緩む位置にセットする。
膝関節:軽度屈曲位
筋膜のつながりでリリース
(ⅰ)腰方形筋
第12肋骨付着部を押圧刺激。振動刺激。
(ⅱ)大腿筋膜張筋
(ⅲ)ASISの内側のポイント
 

腰方形筋

 

腰方形筋の機能解剖

概要

肋骨と骨盤を連結させる筋。

全身の疲労や、左右の腰方形筋のバランスが崩れ問題が生じる。

体幹の伸展動作で見る筋。

腰方形筋の調整点

第12肋骨の付着部、起立筋の外側の陥凹部

緩みのポジション

股関節軽度外転

体幹側屈、治療側と反対側への回旋

筋膜のつながりでリリース

(ⅰ)大腿筋膜張筋

 

胸腰筋膜

 

概要

背筋、腹筋の連結がある

腰背部の筋緊張時に著名に硬結が見られる

殿筋の筋膜も入り込んでいる。

胸腰筋膜の調整点

腸骨稜の頂点

起立筋と腸骨稜の間の陥凹部

緩みのポジション

座位にて

体幹の側屈と回旋

筋膜のつながりでリリース

(ⅰ)反対側の胸腰筋膜と腹斜筋群との連結部

側腹部

(ⅱ)多裂筋 

PSISの1横指内側

 

僧帽筋:下部線維

 

概要

下部胸椎まで伸びる筋で、腰部などの筋との連結がある。

胸椎の可動性と肩甲骨の可動域に関与

僧帽筋下部線維の調整点

Th12からTh8の高さの棘突起より1横指外側

緩みのポジション

体幹の軽度側屈、回旋位

筋膜のつながりでリリース

(ⅰ)広背筋と小円筋のクロスポイント

腋窩に指を入れ込み振動刺激